グラフィックスワークステーションを用いた仮想都市空間の構築および走行シミュレーション(<論文特集>次世代画像技術)

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概要

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ドライビングシミュレータ(DS)は, 車の設計, 安全教習等の目的で既に利用されているが, 従来のDSはほとんどが運転自体に重点を置いた設計となっており, 走行環境については限定されていた.本研究では, DSのための走行環境を構築するソフトウェアを開発し, その環境下での走行が可能なシミュレーションシステムの作成を試みた.本システムは, 道路形状作成, 仮想都市構築, 走行シミュレーションの3つの機能から成っている.始めに, 基本となる道路形状を画面上で作成する.この抽出した道路形状を基に, 道路, 建物, 交通流等のモデルを自動生成し, それらを用いて仮想都市を構築する走行シミュレーションにおいては, 簡単な力学処理を用いて車の動きを表現し, 構築した環境内を走行可能となっている.本システムは, 「設計」→「走行」, 「走行」→「設計」といった試行錯誤的な環境の設計と体験の直結したシステムの一実現例になっている.
1994-10-20

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