直観的・対話的な自由曲面モデリングに関する一考察

概要

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三面図は点や直線を仮想空間に数値的に正確に配置するための最もポピュラーかつ重要な道具である, しかし, その操作性は著しく直感性に欠け, ユーザに特殊な技術と知識を必要とする.私達は形状創成過程におけるデザイナの初期発想支援として, 人間が粘土を触るようなわかりやすい直観的な操作によってラフな形状を創成可能なシステムを提案している.従来研究として直観的変形操作を可能とするような双三次ベジエ曲面を用いた変形手法について述べた.本研究では, この変形手法を用い, ユーザと計算機との間の対話操作を付加させることにより, 直観性のあるユーザインタフェースの実現を目指している.本システムでは形状変形に際し, ユーザの手の動きを入力するために, サイバーグローブと三次元位置センサを用いる.しかし, サイバーグローブには力覚フィードバックが存在せず, そのうえユーザと計算機との対話が不十分であるために、ユーザの意図しない指の動きに対しても形状変形がおこるなどの問題が存在した.そこで, 本論文ではユーザの意志が反映されるような計算機との対話操作に関する一考察を行う.
一般社団法人情報処理学会の論文
2001-11-09