図面の2値化のための画質改善
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概要
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多値画像として入力した線画の局所的な濃度形状に着目し, その濃度形状を強調するという濃度補正を行った後に2値化する画質改善手法を開発した.下地と線画の濃度コントラストが小さな低品質図面では, 従来の2値化手法をそのまま適用すると, 2値化に伴って線分・文字・記号等のつぶれとかすれが生じる.本論文で述べる濃度補正を行えば, つぶれとかすれを抑制する2値化閾値選定が可能となり, しかも2値化の閾値の設定範囲が広がり2値化が容易になる.また, 本手法は高速度な処理として実現されているためA1判程度の大型図面への適用も可能にしている.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1988-08-20
著者
-
小杉 信
Nttヒューマンインターフェース研究所
-
森 克己
福山大学工学部情報処理工学科
-
上田 修功
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
森 克己
福山大学工学部
-
名倉 正計
NTT情報通信処理研究所
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