知識ベースに基づく図面理解手法の検討
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概要
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本文では、我々人間が図面を理解する過程と同様に図面の種々の性質を予め知識として蓄え、その知識を陽に利用した図面理解手法を提案する。従来の図面認識手法は、その知識が処理アルゴリズムの内部に陰に組み込まれた形で実現され、新たな知識を加えようとすると再度その処理アルゴリズム自体を作り換える必要があった。これに対し、本文で提案する手法は知識を処理アルゴリズムの外部に取り出そうとするものである。また、従来手法は、図面の構成要素の各々を局所的な観点でのみ認識しているため、図面の理解内容に自ずと限界が生じているように考えられる。これに対して、本文で提案する手法では図面の構成要素の大局的な性質や意味構造を積極的に利用することにより、認識内容の拡大を図ることをねらいとする。以下、線図形、記号、文字列で構成され、それらが複雑に混在、密集した線画図面に対象を限定することにより、図面の意味構造を理解する手法を検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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