両眼立体視における相対距離の変化の知覚
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概要
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ヒトの視覚系において,両眼視差は相対的距離を知るための重要な手がかりである.両眼視差による奥行き知覚特性に関して多くの先行研究があるが,それらのほとんどは,観察者および視対象が静止した状態で実験が行われてきた.本研究では,視対象が運動している際の奥行き知覚特性を明らかにすることを目的とし,奥行きを持つ物体が観察者に接近運動をする際の,奥行き変化の知覚における検出閾値について調べた.実験により,移動速度が遅い場合には感度が高く,移動速度が速い場合には低くなる,という結果が得られた.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2002-12-01
著者
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