視線の動きを用いたテレビ画像の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
画像から受ける各種心理効果を生体信号によって客観的に評価する研究を進めている.その中でも最も情報量の多い客観指標である視線の動きに注目し, テレビ画像の見方について分析を行った.この論文では, このために開発した注視点情報分析装置(Vision Analyser)を紹介するとともに, これを用いて行った実験結果を示す.まずステレオ音像によって視線が誘導され注視点分布が広がること, また, ハイビジョンの見方の分析では, ハイビジョンの"きめ細かでワイドな映像"の効果が実際の視線の動きにも充分反映され, 大きな画面を広く見るために視線は画面全体を大きく速く動く一方で, 興味のあると思われる部分については低速で細かく動くことがわかった.このようなハイビジョンの見方の特徴について分析を行った結果から, ハイビジョンでは"生"で見たときの視線の動きに一歩近づくことなどが明らかとなった.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1986-02-20
著者
関連論文
- 放送カメラマンのズーミング計測法の検討と静止している被写体を撮影するときのズーミング特性分析
- 1)移動する被写体を追尾撮影時のTVカメラの動特性と画面内での被写体位置の分析(ヒューマンインフォメーション研究会)
- 16-2 放送カメラマンのズーミング操作と被写体サイズの変化率の分析
- 16-1 追尾撮影時における被写体速度/サイズと画面内での位置との相互関係の分析
- 被写体を追尾撮影時の放送カメラマンのカメラワーク特性分析(生体計測応用)
- 28-3 高性能カメラ制御実験装置の開発と駆動実験
- 28-2 サッカー中継でのTVカメラの動きの分析
- 28-1 カメラマンのズーミング動作計測法と計測実験
- スポーツ中継でのTVカメラの動特性と放送カメラマンの視線の動き
- スタジオ番組における放送カメラマンのカメラワークと視線の動きの分析(感性と感覚のセンシング)
- 24-1 カメラワーク分析システムによるベテランカメラマンと新人カメラマンの分析
- 一流カメラマンのカメラワークと視線の動きの分析
- アルツハイマー病診断用頭部・眼球運動分析システムの開発
- 指さしポインターにおけるカーソル位置の特定法(映像メディアおよび一般 インターネット, デジタル放送, マルチメディア, 三次元画像, 視覚と画質評価, ITS等)
- 指さしポインターにおけるカーソル位置の特定法
- 指さしポインターにおけるカーソル位置の特定法
- カメラワーク分析と映像の主観評価実験(人間の視覚・聴覚情報)
- 文字放送画像の好ましい配色
- 文字放送の画像の好ましいコントラスト
- ディスプレイの見やすさの追求 (ディスプレイデバイス応用設計ガイド) -- (ヒュ-マンインタ-フェイス)
- 1-6 文字画像の提示条件と目の疲労(その3) : 提示条件と視機能への影響
- 1-5 文字画像の提示条件と目の疲労(その2) : 提示条件と疲労感
- 1-4 文字画像の提示条件と目の疲労(その1) : 疲労の測度についての検討
- 1-2 随従眼球運動と予測機能
- 1-3 輻輳運動と調節作用の連携動作特性について
- インテグラル立体テレビ
- インテグラル立体テレビ
- 7-16 仮想指標に対するアルツハイマー病患者のDispartiy vergence特性
- 3.立体・奥行き知覚(ヒューマンビジョン)
- テクスチャの有無による物体注視時のサッカード駆動スキーマの違い : サッカード間隔の評価 : 視聴覚技術
- リム注視時の両眼の注視位置の分布 : 円柱の上面が見える時
- 7-4 円柱上面の見えによる両眼リム注視位置の変化
- 注視点マスキング法による文字情報獲得機構の分析(生体計測応用)
- 6-2 インテグラルフォトグラフィの総合レスポンスを考慮した撮像法の検討
- フリッカレス3Dレーザビデオディスクシステム : 画像表示 : 視覚情報 : 画像通信システム(視覚と画質)
- 7-8 フリッカレス光学式立体ビデオディスク装置
- 8.ヒューマンインフォメーション(テレビジョン年報)
- 4-2運動視と眼球運動(4.神経情報処理と認識)(視覚と画像)
- 大画面ディスプレイから受ける心理効果の客観的評価に関する基礎的検討 : 頭と眼の動きの相互関係について
- 6)新しい視線情報装置の開発と放送への応用(視覚情報研究会)
- 大画面ディスプレイ観察時の頭と目の動きの基本特性
- 新しい視線情報装置の開発と放送への応用 : 視覚情報
- 1-8 広視野の画面效果 : 視対象の移動量と視線、頭部の動き特性
- 視線情報を用いた画像の客観分析
- Quantitative Evaluation of Eye Movements as Judged by Sight-Line Displacements
- 視線の動きを用いたテレビ画像の分析
- 画像における注視点の定義と画像分析への応用
- 眼球運動による文章作成・周辺機器制御装置
- 2)ビジョンアナライザによる運転者の視線追跡(視覚情報研究会(第71回))
- 1)ビジョンアナライザを活用した交通番組の制作(視覚情報研究会(第71回))
- 新しい視線運動検出装置とその放送への応用(「眼球運動と注視点計測」)
- ビジョンアナライザによる運転者の視線追跡
- ビジョンアナライザーを活用した交通番組の制作
- 1-2 動画像に対する視線の動きの分析
- 8)注視点情報分析からみた各種画像の特徴((画像表示研究会(第84回) 視覚情報研究会(第63回) 画像通信システム研究会(第65回)合同)
- 1-1 視線の動きからみた高品位テレビの特徴
- 注視点情報分析からみた各種画像の特徴(視覚と画質)
- 新しく開発した注視点情報解析装置(vision analyzer)とその応用について
- 情報受容からみた文字認識
- 画像と視覚-4-文字の見え方
- 調節応答から見た両眼融合式立体画像の観視条件
- 高齢者の視覚特性(〔情報ディスプレイ研究会 視聴覚技術研究会 画像通信システム研究会〕合同)(波形等化技術)
- 2-1-2 ビジョンアナライザ(2-1 特殊撮像技術(I))(2.番組制作と運行技術)(最近の放送現業技術)
- 第13回 画像工学コンファレンス
- 1-部門講演 文字情報受容能力とそれを制限する要因
- 1-2 文字情報受容能力を制限する要因
- 1)情報受容からみた文字認識(視覚情報研究会(第36回))
- 周辺視における文字列の認識と側干渉効果
- 運動知覚における中心視と周辺視の機能差
- 1)運動知覚における中心視と周辺視の機能差((画像表示研究会(第39回)視覚情報研究会(第29回))合同)
- 運動知覚における中心視と周辺視の機能差
- 図形知覚における中心視と周辺視の機能差
- 1) 視野各部における図形識別能力(視覚情報研究会(第23回))
- CFFで示される中心視と周辺視の感度差
- 1-6 視野各部における図形識別能力
- 1)視野各部におけるフリッカー特性(第9回視覚情報研究会 第12回画像表示研究会合同研究会)
- 1-1 周辺視のフリッカー特性
- ターゲット図形の瞬時変化によるカウンティングへの影響 : 立体視・立体画像関連および一般 : 視聴覚技術
- 10.視聴覚技術(テレビジョン年報)
- マイクロサッカードの解析による視覚的注意の定量化
- 漢字認識課題中におけるサッカードの特性の分析
- 固視微動上にみられる視覚的注意の影響
- サッカード前後の視覚情報の統合過程における注視位置と空間的注意の分析
- 29-2 注視点移動前後の視覚情報統合過程における注意とサッカード潜時の解析
- 視覚系の情報獲得の過程において決定される注視点の位置の解析
- ハイビジョン立体画像観察時の瞬目に関する分析(感性と感覚のセンシング)
- 固視中の視線の安定度と瞬目数の関係
- スポーツ中継でのTVカメラの動特性と放送カメラマンの視線の動き
- 視覚情報研究の動向
- 6-3視聴覚(6.画像技術の基礎)(テレビジョン年報)
- 2-2 眼球運動とその画質評価への応用(2.動き知覚と眼球運動)(視覚と画質)
- 高齢者の視覚機能
- 高齢者とテレビ : 加齢に伴う視覚機能の変化
- 高齢者の視覚特性
- 1-4 奥行き知覚におけるピント調節の基本機能(その1)
- 1-6 立体画像の視覚効果
- 最近の眼球運動の研究動向
- 水平両眼固視微動のドリフト成分のフラクタル次元解析(感性と感覚のセンシング)
- 移動する被写体を追尾撮影時のTVカメラの動特性と画面内での被写体位置の分析
- 最近の眼球運動の研究動向