スタジオ番組における放送カメラマンのカメラワークと視線の動きの分析(<論文小特集>感性と感覚のセンシング)
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概要
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あたかも一流カメラマンが現場でカメラを操作しているようなカメラワークで, 臨場感のある生きた映像を自動的に撮影できる知的ロボットカメラを実現するため, 放送カメラマンの撮影動作を定量的に分析するカメラワーク分析システムを新たに構築し, スタジオ番組で基礎実験を行った.その結果, カメラマンは撮影に入る前に水平方向に±20°程度, 垂直方向には±15°程度の範囲で視線を移動させること, 撮影中は, フォーカス等に気を配ってビューファインダ内や台本を注視することが多いこと, パンニング速度曲線は, 速く加速してゆっくり減速する非対称型で, 減速時間が加速時間に比べて6割程度と高いこと, パンニングの際に発生する最大加速度は, 200deg/s^2程度であることなどがわかり, カメラワーク分析システムの有効性を確認できると同時に, 知的ロボットカメラを実現する上で, 有効な基礎データが得られた.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1995-08-20
著者
-
阿部 一雄
Nhk 技研
-
阿部 一雄
Nhk放送技術研究所記録機構研究部
-
阿部 一雄
Nhk放送技術研究所
-
阿部 一雄
NHK 放送技術局
-
山田 光穂
NHK
-
加藤 大一郎
NHK放送技術研究所
-
山田 光穂
NHK放送技術研究所
-
加藤 大一郎
Nhk放送技術局制作技術センター映像制作システム
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