最大出次数を最小化するグラフ有向化について
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概要
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辺重みを考慮した出次数の最大値を最小化するように重み付きグラフの辺を有向化する問題について考える.本問題はガード配置問題等への応用があるが, 一般の場合にはNP困難となることを示すことができる.本稿では, まず, 次の特別な2つの場合には多項式時間で動作する最適有向化アルゴリズムが存在することを示す: (i)入力が辺重みの無いグラフ, より一般には, すべての辺重みが同一であるグラフの場合.(ii)入力が木の場合.次に, それらの多項式時間アルゴリズムをサブルーチンとして用いることにより, 一般の入力グラフに対して, min{(w_<max>/w_<min>), (2-ε)}の近似比を持つ組み合わせアルゴリズムを示す.ここで, w_<max>およびw_<min>は, 最大辺重みおよび最小辺重みをそれぞれ表しており, εは入力に依存した小さなある正の実数である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-11
著者
-
小野 廣隆
九州大学システム情報科学研究院
-
小野 廣隆
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
宮野 英次
九州工業大学大学院情報工学研究院
-
朝廣 雄一
九州産業大学情報科学部
-
善明 紘平
九州工業大学大学院情報工学研究科
-
朝廣 雄一
九州産業大学情報科学部情報科学科
-
宮野 英次
九州工業大学
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