顔画像による性別・年齢層推定への複数識別器の統合手法の検討(テーマセッション, 顔・ジェスチャーの認識・理解)

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概要

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タイプの異なる識別器の統合によって, 顔画像による性別・年齢層推定を行なうことを検討した.識別器に関しては, サポートベクターマシン(SVM)とガウス混合分布(GMM)を用い, それぞれの識別器から出力された値を特徴量とし, 再度識別器にかけることによって統合することを試みた.統合にあたっては, 特徴量の正規化が必要となる.この正規化には, 事後確率によるものと分散に基づくものの2種類を検討した.性別・年齢層推定実験の結果, 統合することによって, 単体の識別器では成し得なかった高い識別性能を実現することを確認した.また, 識別器を統合することに伴う時間的増加の問題を解決するために, 特徴量抽出において, 従来手法である主成分分析(PCA)に代えて, 2次元主成分分析(2DPCA)を用いることを試みた.これにより, 特徴量抽出時間が従来手法の約半分程度になり, 顔画像による性別・年齢層推定が実時間で動くことを確認した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-10-21

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