対話調整的役割を果たす顔表情の認識(テーマセッション, 顔・ジェスチャーの認識・理解)

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概要

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システムがユーザと対話を行なう際, ユーザの顔表情からユーザの状態を読み取ることがきれば, 適切な対話進行に役立てることができる。本論文では, 対話制御に役立つユーザの顔表情を調査するとともに, その表情を認識する方式について検討した。対話ロボットとユーザとの対話を観察した結果, 対話を行いながらユーザは, 「笑う」「顔をしかめる(眉間に皺を寄せる)」「目を見開く」などの表情を頻繁に見せ, それらの表情から対話進行上問題が生じていることや, システムの発話にどのような印象を持ったか(肯定的か否定的か)を知ることができることが分かった。また, それらの表情の特徴は, それぞれ口・頬, 眉間, 目・眉などの部位に表れることが分かった。画像からこれらの部位を自動的に切り出し, SVMを用いて認識することを試みたところ, 平均85%の認識率が得られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-10-21

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