視聴覚融合のための補間相関行列による適応フィルタ

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概要

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我々は視覚センサから得られた情報から適応フィルタを学習させ、様々な音が混在するマイクロホン出力から目的の音(目的音)を抽出する方法を研究している。我々の提案したCueシグナル法は、視覚情報からCueシグナルα(t)を生成し、それを受信信号ψ(t)に乗算した信号(α(t)ψ(t))を目標信号として学習する方法である。さて、視覚センサから目的音の強度が推定できるなら、音の強度に応じて複数のフィルタを切替えて音を抽出することが可能になる。そのためには目的音強度に応じたフィルタ係数ベクトルの推定が必要になる。しかしCueシグナル法では一つのフィルタ係数ベクトルしか推定できない。そこで本報告では、図1のブロック図のように視覚的に得られた音の強度と受信音響信号から複数のフィルタ係数ベクトルを推定し、目的音の強度によって切替える方法を提案する。[figure] 図1 視聴覚センサフュージョンシステムの概略
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05

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