高次統計量による高周波成分の推定
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概要
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デジタル信号処理を行う際には, サンプリングが行われる. そのため, 信号を帯域制限し, 高周波成分を切り捨てる必要がある. サンプリング周期を十分に高くとれなかった場合, 音声信号などではこもった不自然な音になって聞こえる. そこで, 失われた高周波成分を後から補うことができれば, 少ないデータ量でより自然な音を再現できるので, 通信や記録等において, 非常に有用である. 本研究では, 帯域制限によって失われた音の高周波成分の推定を行うことを目的とする. 高周波成分を推定するには, 情報が完全に失われているので, 何らかの知識を補う必要がある. この研究は, 画像では超解像と呼ばれる問題に似ている. 画像では空間制限等を先験的知識として使用するが, 音の場合には, このような制限を先験知識として使用できない. そのため, 何らかの別の手段を考える必要がある. 本研究では, 信号の発生機構をARMAモデルと仮定し, 発生機構のARMAモデルの推定を行う. ARMAモデルの極と零の位置を求め、高周波成分を推定する.
- 1997-08-13
著者
-
高橋 弘太
電気通信大学情報通信工学科
-
岩倉 博
電気通信大学電波通信学科
-
岩倉 博
電気通信大学電子情報学科通信工学講座
-
岩倉 博
電気通信大学
-
高橋 弘太
電気通信大学
-
冨田 崇元
電気通信大学 電子情報学科
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