指定位相誤差特性を有するディジタル全域通過関数の設計
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概要
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本論文では,所望の位相特性に対し位相誤差特性を指定して,等リプル位相特性を有するIIRディジタル全域通過関数を設計する方法について述べる.位相誤差仕様が既に与えられているため,Remezアルゴリズムを用いて,全域通過関数の位相特性の設計問題を線形問題に帰着することができる.簡単な線形方程式を解くことにより全域通過関数のパラメータが決定でき,更に繰り返して反復計算を行い等リプル位相特性を有する最適近似解析を求めている.本設計法では,初期サンプル周波数点を適切に選ぶことにより,設計アルゴリズムが収束する.通常,数回の繰返しで最適近似解が得られ,位相誤差特性を任意に指定することができる.いくつかの例題を設計し,本設計法の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-25
著者
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張 煕
電気通信大学電気通信学研究科情報通信工学専攻
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張 煕
電気通信大学電子情報学科
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岩倉 博
電気通信大学電波通信学科
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岩倉 博
電気通信大学情報通信工学科
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岩倉 博
電気通信大学電子情報学科通信工学講座
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岩倉 博
電気通信大学
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張 熙
電気通信大学電気通信学部電子情報学科
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張 熙
電気通信大学電気通信学部情報通信工学科
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張 煕
電気通信大学 電気通信学研究科 情報通信工学専攻
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