音源定位を目的とした独立成分分析
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概要
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近年,独立成分分析(ICA)による音源分離の研究が盛んに行われている.本研究では,分離用として得られる推定混合行列を利用して音源位置推定を行う.このとき,実音響信号へのICAの適用には2つの問題がある.第1は,音源数よりマイク数が多い場合に,音源が必要以上に分離されてしまうという問題である.第2は,ICAの適用を周波数領域で行うため周波数ごとに置換が生じる問題である.これらを提案するアルゴリズムで解決し,推定混合行列を得て,音源位置推定を行った.実環境で採取された9個の音源を2個ずつ混合した36通りの音声に提案するアルゴリズムを用いて実験した結果,MUSIC法と比較して定位角度は同程度,距離については誤差の標準偏差が4割減少した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-09-13
著者
-
高橋 弘太
電気通信大学情報通信工学科
-
岩倉 博
電気通信大学電波通信学科
-
岩倉 博
電気通信大学情報通信工学科
-
岩倉 博
電気通信大学電子情報学科通信工学講座
-
岩倉 博
電気通信大学
-
高橋 弘太
電気通信大学
-
高橋 正樹
電気通信大学
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