撮像斜影歪みを利用した文字平面の単眼視姿勢推定

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概要

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単眼視のカメラ撮像画像から平面の姿勢を推定する方法として、その平面に含まれる平行線、角度既知の2直線の交角、円、等の図形の見かけの歪みを用いる方法がある。従来法では平面の姿勢と見かけの形状との関係を射影幾何学に基づいて解析し、その関係を用いて平面の姿勢を推定する。これに対して本稿では、撮像画像の歪んだ図形に対して元の図形に近づけるよう変形を加え、最適な変形に用いたパラメータから平面の姿勢を推定する方法を提案する。この方法では図形の歪みの大きさを評価する関数を用意すればよく、これは見かけの形伏と平面の姿勢の関係の解析よりも通常非常に容易である。本稿では撮像系のモデルとして透視射影を用いた。そしてカメラによる文字読み取りの認識精度の向上のため、上記方法を文字領域を含む平面の姿勢推定に適用して評価を行った。また姿勢推定に用いる図形として文字領域が形成する四角形を抽出する方法についても述べた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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