自動学習形補完法を用いた文字認識後処理

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概要

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日本語入力手段の一つとして注目されている文字認識入力における読み取り精度向上の手法として,入力文字列の言語的性質を利用した後処理方式の研究がなされている〔1〕〔2〕〔3〕。これは文字認識によって得られた複数の認識候補文字に対して,単語辞書照合および文法的接続性判定により最尤候補を選択する方法である。この方法においては,認識候補文字中に正解文字が存在しない場合に訂正が困難となるため,予め作成した混同されやすい文字の対応表を用いて候補文字補完を行う手法も提案されている〔1〕。しかしながらこの場合にも,対象分野・字形・印字品質などの逐次変動に対して柔軟に対応できず,補完性能は充分とはいえない。本稿では,従来利用されていなかった,誤認識文字に対する操作者の訂正情報を補完ルールとして自動学習し,以降の認識候補文字の補完に適用することにより読み取り精度の向上を図る手法について述べる。
1988-09-12

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