建築間取り図面入力作業に於ける図面認識方式の有効性

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概要

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紙に書かれた図面の、計算機上で扱えるCADデータへの変換は、データの管理や、様々な応用に於いて非常に有効であり、図面を用いる各種分野に広まっている。こうした、CAD需要の増大に伴い、その入力コスト削減を望む声も高まっている。現状の入力方式は、マウスなどを用いたマニュアル入力が一般的であるが、操作方法の習得や熟練のための時間が必要であり、新規ユーザがすぐ自由に使いこなせる方式とは言えない。一方、新たな入力方式として、図面認識技術を応用して、手書き図面を自動的にCADデータに変換する自動入力方式が考えられている。この方式による100%の自動入力は困難であるが、利用者の負担は確認・修正処理のみであり、入力時間を大幅に削減できると考えられている。そこで本発表では、建築間取り図面のCAD入力に於いて、マニュアル入力方式と、図面認識システムを利用した自動入力方式の入力時間を比較し、後者の方式がどの程度有効であるか検証する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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