手書き間取り図面理解システム : 設備要素・部屋領域の認識

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概要

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建築間取り図面をCADへ入力する手段として、図面認識技術を使った自動入力方式があるが、実用システムとして使われているものは少ない。原因としては、認識機能がベクトル化のみであったり、紙に書かれた図面への筆記制限が大きいなどが考えられる。そこで我々は、実用システムを狙って、極力、筆記制限を加えない図面から、図面の持つ意味を理解するシステムの構築を目指している。前回、手書き間取り図面に於ける、壁や建具といった間取り要素を認識するシステムを報告したが、間取り図面中には、他にも様々な要素 (設備や家具) が表現され、さらに要素が配置されることで部屋領域毎の意味 (トイレ、キッチン等) も表されている。そこで今回は、間取り図面の中で、住宅に必須な設備要素と、部屋領域を認識する手法を提案し、その評価実験結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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