結像位置を変化させて得た多重画像からのパンフォーカス画像の自動合成法
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概要
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奥行きのある物体を画像化すると,一般に物体の一部にのみピントのあった不鮮明なものになる.そこで筆者は,結像位置を変化させて撮った複数の画像からボケのない鮮明な画像(pan-focused image:以下ではPF画像と呼ぶ)を合成する方法を検討した.本研究は,物体に近接した位置で画像を入力する場合や顕微鏡画像の入力など焦点ボケを伴う種々の対象に適用可能であり,画像処理の要である入力画像の品質向上に寄与するものである.これに関連する研究としては,近年注目されている画像のボケを利用した奥行き検出法や,家庭用を含めた各種カメラに搭載されている焦点の自動調節機能などがあるが,PF画像の合成に関する研究は見られない.本報告では,PF画像を合成するアルゴリズムを提案すると共に,実験結果からその有効性を示す.
- 1989-03-15
著者
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