軽量メモリベース通信用ネットワークルータ
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概要
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高速LAN上の分散環境において、ユーザのニーズに合った最適な計算パワーをネットワーク上の計算機群から引き出すシームレス並列分散システムでは、ノード間通信の性能が全体の性能を左右する要素になる。このためのネットワークは、1)様々な大きなパケット長に対応すること、2)マルチキャスト可能であること、3)トポロジが自由に設定可能なこと、4)デッドロッタフリーであること等の厳しい要求があり、リンク毎に大量のバッファを必要とするため、従来の技術では実装が困難であった。本報告では、DRAM混載技術を利用して、この問題を解決するDRAM混載ルータを提案し、バッファの構成法の検討を行なった。基本方式に加えて新たに提案する仮想チャネルキャッシュを用いる方法などについて評価を行なった結果、全ての方式について、要求をほぼ満足する性能が得られる見通しが立った。さらに、現在実装中にプロトタイプルータチップについて紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-04-23
著者
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