動画像情報への多重アクセススケジューリング方式とその評価
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概要
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動画像情報への多重アクセスでは,実時間を維持したデータ転送の保証,操作に対する素早い応答性,高多重度を同時に実現しなければならない.そのためにはこれらの要求条件を満足する多重アクセススケジューリング方式が必要である.我々の最初の映像情報サーバのプロトタイプで用いた固定スケジューリング方式(FTSS)は,動画像情報が1シーンの時間程度は連続的にアクセスされるという特徴を利用してこれらの条件を満たそうとするものであった.しかしながらFTSSはディスクのアクセス位置によって変動するシーク,回転待ちといった機械的動作の最悪時間をもとにスケジューリングしているため効率が悪い,本論文では,機械動作時間の平均値に基づいてスキジューリングを行う動的スケジューリング方式(VTSS)について述べ,その効果を解析する.解析により,VTSSの多重度向上効果はディスクの性能が向上するに伴って顕著になることがわかり,今後のビデオサーバ等への応用が期待できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-25
著者
-
藤井 寛
Ntt情報通信処理研究所基本アーキテクチャ研究部
-
櫻井 紀彦
NTTサイバースペース研究所
-
石川 篤
NTT情報通信研究所
-
櫻井 紀彦
NTT情報通信研究所
-
櫻井 紀彦
Ntt情報流通プラットフォーム研究所
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