媒体操作機構を用いた大容量オンラインファイルシステムとそのコスト評価
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概要
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可換媒体の機械的な操作により大容量のファイルシステムを構成するライブラリ方式について,オンライン環境下でのコスト評価方法を明らかにし,これを用いてサービス特性,ファイル特性に応じた各種方式の適用領域や構成法を考察した.大容量ファイル系の構成としては,(1)媒体をリード/ライト用のドライブに固定する常駐方式,(2)ドライブと媒体格納用の棚,媒体自動操作機構を持つライブラリ方式,(3)磁気ディスク装置上にファィルをステージングする機能を(2)に付加したライブラリ方式の3方式を対象とした.コスト評価は,ファイル系に対する主な要求条件としてスループットと容量に着目して行った.これを現状の装置に適用し,ファイルのオープン頻度,ファイル容量をはじめファイルオープン後の端末におけるユーザの考慮時間等オンラインサーピスに特徴的な要因と適用領域の関係を考察した.またライブラリ装置の容量やステージング方式について検討し,光ディスクライブラリ方式でのドライブの台数不足等にステージング方式の採用が有効な領域を示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-01-15
著者
-
櫻井 紀彦
NTTサイバースペース研究所
-
櫻井 紀彦
NTT情報通信研究所
-
木ノ内 康夫
Ntt交換システム研究所
-
櫻井 紀彦
Ntt情報流通プラットフォーム研究所
-
小谷 尚也
Ntt情報通信網研究所
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