並列演算と先行制御機能をもつプロセッサにおける命令間の論理的な依存特性と性能の関係
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概要
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リアルタイムシステム用プログラムを対象に,並列演算と先行制御機能をもち,実行時動的に並列性検出を行うプロセッサについて,命令間の論理的な依存特性と高性能化効果との関係を明らかにした.依存特性としては,論理的に依存する命令の間で処理されるダイナミックステップ数に注目し,実走行プログラムで,その出現頻度分布を求めている.この統計的な特性を用いて,命令記述順に実行するプロセッサの動作を確率的に表現する方法を提案し,プロセッサ性能に対する依存特性,演算器個数等の影響を評価した.併せてプロセッサ動作のシミュレーションによる性能評価を行い,提案する方法の有効性を検証すると共に,命令実行順序を可変としたときの高性能化効果についても評価した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
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