ループを用いた大規模分散処理システム
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概要
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高い信頼性と拡張性を満足するシステムの構成方法として,分散処理方式が注目されている.本論文で報告するDIPS複合システムは,ハードウェアから応用ソフトウェアに至るまで一貫した構想のもとに,大規模分散処理を指向し,汎用大型機を用いて構成したシステムである.90年代にわたって有用な高い拡張性と信頼性,徹底した自動化の実現をめざしている.本論文では,以下の方式を中心に大規模分散処理システム構成上の問題とその対処法,導入実績を蹄まえた評価を報告する.(1)高位レイヤまでの通信制御機能の分散など,高度のプロセッサ分散方式,(2)高性能光ループによる,拡張性が高く高橋頼なプロセッサ間通信方式,(3)システム制御用プロセッサを用いた,大規模分散処理システムの自助運転方式,(4)プロセッサ間の連携により,端末に対してホストプロセッサ障害を隠ぺいするなど,分散処理の特徴を生かした高信頼化方式,(5)オンラインサービス中のシステム増設方式.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-05-15
著者
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木ノ内 康夫
Ntt交換システム研究所
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鶴保 征城
Nttソフトウェア研究所
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星子 隆幸
NTTネットワークシステム開発センタ
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仲谷 元
NTT情報システム本部
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宮川 順治
NTTグループ事業推進本部
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鶴保 征城
NTT ソフトウェア研究所
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木ノ内 康夫
NTT 交換システム研究所
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星子 隆幸
NTT 情報通信処理研究所
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仲谷 元
NTT 情報通信処理研究所
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宮川 順治
NTT 情報通信処理研究所
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