イオン化蒸着によるアクリレート重合膜の作製とその応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
イオン化蒸着法を用いると蒸着時に重合活性種を作ることができ,アクリレート化合物などを基板上での連鎖反応により重合させることができる。蒸着重合中に色素を共蒸着することにより,色素分子の構造や溶解性に左右されることなく,色素ドープ高分子膜が得られるものと考えられる。そこで,発光性色素を蒸着中に,重合性アクリレートをイオン化蒸着法により共蒸着して,色素混入量を制御した蒸着重合膜を作製した。この膜は,色素単独の蒸着膜と比較し,熱的安定性が向上するとともに,ホール輸送層に積層したEL素子で発光を観察した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-11-06
著者
関連論文
- CS-4-8 物理蒸着によるポリペプチド薄膜成長過程の表面プラズモン観察(CS-4.有機・バイオデバイスに向けた界面の役割,シンポジウムセッション)
- C-13-5 燐光性ビニル化合物を用いた二色積層型有機EL素子の作製(C-13.有機エレクトロニクス,一般セッション)
- 発光層にビニル化合物を用いた有機EL素子の作製(材料デバイスサマーミーティング)
- 界面に共蒸着層を導入した有機EL素子の発光特性
- イオン化蒸着重合法によるポリ尿素薄膜の配向制御
- イオン化蒸着法によるポリ尿素薄膜の配向制御
- 光反応性有機薄膜を用いた有機EL素子形成 (情報ディスプレイ)
- メンブレンスイッチを背面板とした電子ペーパディスプレイの開発 : Roll to Rollプロセスへのアプローチ(有機材料・薄膜・界面・デバイス/フィルムベースデバイスのための界面制御とプロセス技術)
- 光反応性有機薄膜を用いた有機EL素子形成(フレキシブルエレクトロニクス)
- 自己組織化膜形成による酸化金属電極の表面修飾 (有機エレクトロニクス)