各種モルフォロジー演算アルゴリズムの演算速度の比較

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概要

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Mathematical morphology処理は,対象物の形状をそのまま扱うことができるので,画像認識・形状抽出処理に有効である.しかし,morphology処理はフィルタの形状,サイズなどに依存するため,フィルタの表現方法によって処理時間に違いがみられ,フィルタリング法による処理時間の差に関する検討はまだ十分に行われていない.そこで,処理アルゴリズムを構成するためのフィルタリング方法の6種類について3つの実験を行い,定量的に評価した.その結果,1次元分解型,及び分割繰り返し型のフィルタリング法は,時間の短縮に有効であることが分かった.また,その2つのフィルタリング法による時間の短縮はそれぞれフィルタ形状に依存することが分かった.これらの結果は,morphology処理における画像解析の際に,時間短縮,及びフィルタ形状によるフィルタリング法の選択に有用であると考えられる.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-05-20

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