制約に基づくソフトウェア開発計画自動立案システム : 工程遅延発生時における対策案の立案

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大規模なソフトウェアの開発は労働力を結集するためにプロジェクトを組んで行われるのが一般的である。どのようなライフサイクルモデルを採用しようとも、ソフトウェア開発プロジェクトには、開発計画(=開発のための作業スケジュールや各作業への要員割当などに関する計画)というものが必ず存在する。従って、プロジェクトを成功へと導くためには、ソフトウェア開発計画をもとに管理目標を設定し、その達成度をフォローするという方法が効果的である。しかし、ソフトウェア開発計画どおりに開発を行うことは容易なことではない。なぜならソフトウェア開発においては、作業量の見積もりやプロジェクトにおけるリスクの予測等が困難だからである。このため、ソフトウェア開発における各作業の実質的な進捗状況の把握は困難である。著者らは、プロジェクト管理者の負担を軽減すると共に、高度なプロジェクト管理ができるように、ソフトウェア開発計画を自動的に立案するシステムを構築中である。本論文では、工程遅延が発生した際にクラッシングによって工程遅延の回復が可能な案を自動生成する仕組みを提案するとともに、システムの実行例を用いでその有効性を示している。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-07-18

制約に基づくソフトウェア開発計画自動立案システム : 工程遅延発生時における対策案の立案

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