オブジェクトモデリング演習における学習者にとっての難所の検出手法と支援システムの提案

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概要

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近年,高等教育機関では,実践的なソフトウェア開発演習が行われている.演習を有効に実施するためには,学習者が直面した困難を教授者が把握し,適切に指導を行うことが有効である.現在の演習の成果確認は学習者が提出した成果物を教授者がレビューするという方法が一般的であり,演習中の学習者の困難を把握するには不十分である.そこで,本研究では学習者が成果物を作成するプロセスに着目し,学習者が演習中に難しいと感じた箇所や作業を検出する手法を提案する.今回はオブジェクトモデリング演習を対象とし,クラス図作成プロセス収集・分析用ツールを構築した.また,提案手法で定義した難所の検出のための指標の妥当性を検証する実験を行った.その結果,クラス図に対する編集イベントの発生間隔と学習者にとっての難所に関係があることが示唆された.また,編集イベント発生間隔が大きくなるときの学習者の行動パターンを確認することができた.
2014-03-12

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