日本語特殊拍の発音学習における音声認識の利用

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概要

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日本語を母語としない者に日本語を教える教育現場では「特殊拍」(長母音、促音、撥音の総称)の指導が要求されている。特殊拍は非特殊拍と音素対立するため、その聞き取りと発音が大切である。しかし日本語固有の発音現象であるため、その習得度は低い。教育現場の現実的制約のもとで、学習を自動化して学習効率を高めるのが望ましい。特殊拍の発音誤りのほとんどが特殊拍の持続時間の誤りであるため、発音の矯正フィードバックは「長くのばして発音せよ」「短くちぢめて発音せよ」のように平易明解にできる場合が多い。本研究では、音声認識を用いて持続時間長を測定し、その結果に基づいて学習者に矯正フィードバックを与える方式を開発した。本研究の方式は分かりやすい修正方法を明示するので専門教員に学ぶのと同等の効果が得られると考えられる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-22

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