スティック・スリップ運動に関する実験と解析(2)
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概要
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自励振動の代表的な例の一つとしてあげられるスティック・スリップ運動について, その実験結果と考察を報告する. 本研究では, これまでスティック・スリップ運動の滑り区間に着目して, 摩擦速度特性を滑り速度の一次関数で近似して解析を行なっている. そして, 滑べり区間における運動方程式の解に含まれる未定係数を実測データから算定し, 実測データの特徴をどのように表しているかについて調べている. 本報告ではまずバネ定数を変えたときの各係数の変化を調べた. 次に, 仮定した摩擦速度特性のモデルを用いてシミュレーションを行ない, 実測データとの比較を行なった. さらに, 瞬間摩擦特性を算出する際に用いた平滑化微分法による数値微分値算定法がどの程度摩擦特性を再現するのかについて, シミュレーションによって明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-22
著者
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