皮膚定常電位の解析による自律神経制御の検討

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概要

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非侵襲で容易に測定できる皮膚定常電位は脳波・心電図などと同じ生体信号の一つであるが、その発生機序は未だ不明確である。著者等は皮膚定常電位は自律神経系と密接な関係があると考えている。そのため、皮膚定常電位と同時に自律神経活動の指標として心拍数、表皮血流を測定し、皮膚定常電位と自律神経活動の関係を調べた。その結果、交感神経活動が優位のとき、刺激に対する皮膚定常電位の変化量は大きく、またその潜時は長く、一方、副交感神経活動が優位のときは逆になるというように、皮膚定常電位は自律神経活動を反映していることが分かった。また、皮膚定常電位が自律神経活動の指標となる可能性を示唆している。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-01-20

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