音響信号の可変ビットレート符号化の検討
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概要
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MPEG-1オーディオ符号化は、128kbpsの固定ビットレートで符号化した場合に、厳しい音源においでも、CDと遜色のない音質を保つことができる。いいかえれば、それ以外の音源についてはあきらかに十分過ぎるビット割当である。MPEG-1オーディオ符号化方式を拡張しビットレートを可変にしたときに、固定ビットレートと同等以上の音質を保ちながら、瞬時ビットレートと平均ビットレートをいかに下げられるかについて検討した。この結果、聴覚心理モデルを改良することにより、どの厳しい音源に対しても、最大平均約100〜110kbpsのビットレートとなり、約20kbpsの削減が可能であることが明らかとなった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-21
著者
-
渡辺 馨
NHK放送技術研究所
-
梅田 哲夫
NHK放送技術研究所
-
宮坂 栄一
NHK放送技術研究所
-
宮坂 栄一
武蔵工業大学環境情報学部
-
梅田 哲夫
NHK受信技術セ
-
MIYASAKA Eiichi
Musashi Institute of Technology
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