非定常信号のブラインド分離のための音源分離アルゴリズム(マイクロホンアレー・ブラインド分離・音源位置推定/一般)
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概要
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同じ方向から到来する音を分離する収音システムのための、音源分離アルゴリズムを提案する。本アルゴリズムは、ブラインド信号分離で一般に用いられている学習的方法による逐次的解法ではなく、直接的な解法に基づいており、源信号の非定常性を利用し、出力信号を無相関化するための方程式を、多時刻で連立させて解くことにより、信号分離を行う。この際、これらの方程式が、分離処理の係数に関しては非線形方程式だが、観測信号の相関関数については線形方程式であることを利用する。観測信号の相関関数間の線形重回帰係数を複数の時刻におけるデータから求めた後、得られた重回帰係数から、分離処理係数を求める2段階の処理を行う。前述の収音システムを用いて、2入力アルゴリズムを評価した結果、2音源の分離で40dB以上の分離度を得たほか、3音源から1音源を分離する条件を明らかにした。
- 2004-06-18
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