W-CDMA上りリンクにおける高速送信電力制御を用いたときの適応アンテナアレイダイバーシチ受信の室内伝送実験特性

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概要

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W-CDMA上りリンクに2ブランチPSA-CAAAD受信と高速TPCを適用したときの干渉低減効果についてフェージングシミュレータを用いる室内実験により特性評価を行った.比較的干渉電力が小さく熱雑音の影響が無視できないような場合に適応アンテナアレイのみでは最大比合成を行うアンテナダイバーシチ受信より特性が劣化していたが,高速TPCを併用することによりこの劣化を救済できることを室内実験により示した.また,平均受信SIR=-12(9)dBのときアンテナダイバーシチ受信に比較して平均BER=10^<-3>を満たす移動局の送信電力を約8(2)dB低減でき,アンテナダイバーシチ受信に比較して高速データ伝送を行う高送信電力のユーザからの干渉電力の抑圧効果が非常に大きいことを確認した.
1999-06-24

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