OSI適合性試験スイートの必要度による評価とその応用
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概要
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OSI適合性試験の国際的な協調のために,その試験スイートの質の評価法の確立が必要である.本論文では,適合性の試験スイートを必要度という概念を使って分析し評価することを試みる.すなわち,狙いは試験スイートの新規開発ではなく既成の試験スイートの評価と試験効果の改善である.ここで必要度とはフォールトを発見する可能性の程度のことである. まず試験目的を記述した文体をもとに[同類]という概念を定義し,各試験目的を分類して評価点を与え,それで試験スイートの必要度を表す. この必要度と,別に定義した難易度とを使って試験目的の試験実施の優先順位を定める.また, この考えから疑似カバレジという必要度の簡単な評価尺度を提案し,ISOで作成したトランスポートの試験スイートに適用してその必要度を数値で評価した例を紹介する.これによりこの考え方が実用的なものであることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-25
著者
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