OSI適合性試験項目の複雑度による評価
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概要
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OSI適合性試験の国際的な調和のために試験スイートの質の評価と比較は重要である.試験項目をその必要度と複雑度の2つの尺度で評価するという方法があるが,本論文ではそのうちの複雑度についての客観的な定義を試みる.まずISO9646で定義された4つの抽象試験法と,実際の試験システムを参考にして,R法とD法の中間のR*法,D法とC法を兼ね備えた(C+D)法という試験法を定義する.またこれらの試験法によって実施できる試験項目のグループをそれぞれ,R*,(C+D)などと表現する.そうすると,R*⊊(C+D)⊊Lという関係がある.これらのグループの内,より大きなグループには含まれているが小さなグループには含まれていない試験項目は,複雑な試験項目であると言える.この定義を実際に使用されているトランスポートの試験スイートに適用し,どのような試験項目がどのグループに分類されるかを示して,この分類が複雑度の評価として適当であることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-12-02
著者
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