残存エラー数の推定が可能なソフトウェア試験法について(2) : パス分解法と構造化プログラミングとの関係
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概要
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筆者は,前にフローグラフをパスに分解し,長さ別のパスの個数の多少がプログラムの複雑度を表すとしてテストの理論的分析を試みた.今回はフローグラフの形と連結行列との関係を分析し,プログラムの形がパスの長さと個数にどう影響するかを考察する.まず,プログラムの基本要素であるIF-THEN-ELSEやREPEAT-UNTILを連結行列で表現し,これらの基本要素を合成して作られた連結行列の性質を考察する.この連結行列をべき乗した場合の各要素の値から,パスの長さと個数の関係を求める.これにより,パス数が増えにくいプログラムの構造はどのようなものかを考察し,パス分解法と構造化プログラミング法とを比較する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-05-23
著者
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