有限状態マシン(FSM)で表されるシステムの複雑度の評価について
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概要
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有限状態マシン(FSM)で表現されるシステムについて,パスの個数をその長さ順に並べたベクトルを考える.ここでパスとは遷移のシーケンス,長さとは遷移の数である.パスの個数はシステムに含まれるループの数とその組合せ方によって変わるが,このベクトルの各要素をパスの長さの簡単な関数で近似できる.この関数はループの概数や組合せ,パスの増加傾向などを表す.したがってシステム複雑度の指標となる.さらにこれはシステムの試験に使う試験項目の数と関係付けられる.これをISOで開発したトランスボートプロトコルの試験スイートに適用して試験項目数を推定し,システムの複雑度の指標として有効なことを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-08
著者
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