ソフトウェアプロセスの時間オートマトンおよび時間モジュールによる記述法の比較

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概要

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本論文では、ソフトウェアプロセスの記述を時間オートマトンと時間モジュールのそれぞれを用いて試みる。時間オートマトンおよび時間モジュールの2つのモデルは実時間システムの仕様記述や検証のために提案されたものである。この2つのモデルによる記述法の比較の結果、時間モジュールにおける可視性の乏しさは、時間モジュールの時間オートマトン的表現を提案することで解決した。また、記述量の面では、次がいえる。プロセスのおいて複数のステップの終了が遷移の条件になっている場合に、時間I/Oオートマトンでは、入力数または出力数の階乗個の状態が必要であるが、時間モジュールでは、最初にその階乗個の式で記述する。次に、最適化を行うと、その階乗個の式が一つの式で記述可能となるので、時間モジュールの方が、優れているといえる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-01-16

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