遺伝的アルゴリズムを用いた画像中の顔検出とその進化ハード上への実装
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
カーネルベース法を基本として画像中の顔領域の候補点を検出する手法を提案する.従来のテンプレートマッチングの代わりに, カーネルベース法によるカーネルマッチングを用いる.各サンプルパターンに与えられたカーネルの重ね合わせからパターンの確率密度分布を推定する.この手法は複雑な計算が不要であり処理時間が短縮できる上, 複数の顔領域の同時検出も可能である.さらに, パターン毎にカーネルサイズを最適化する手法(拡張カーネルベース法)を提案する.この最適化には遺伝的アルゴリズムを用いる.この手法は並列性が高く, FPGA等の書き換え可能集積回路と進化論的アルゴリズムを組み合わせて構築された進化ハードウェアへの実装が容易である.これによりそれぞれの目的にあった高速かつコンパクトな専用ハードウェアの実現が可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-10
著者
-
安永 守利
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
吉原 郁夫
宮崎大学工学部情報システム工学科
-
安永 守利
日立中央研究所
-
高島 浩二
筑波大学システム情報工学研究科
-
中村 太郎
筑波大学
-
中村 太郎
筑波大学大学院工学研究学科
-
吉原 郁夫
宮崎大学工学部
-
吉原 郁夫
宮崎大学 工学部
-
安永 守利
筑波大学 電子・情報工学系
-
吉原 郁夫
宮崎大学
関連論文
- 計算機処理速度向上を目的としたプリント基板配線設計法と検証実験
- CBE^を用いた大規模流体計算の高速化(性能評価,「ハイパフォーマンスコンピューティングとアーキテクチャの評価」に関する北海道ワークショップ(HOKKE-2007))
- Cell Broadband Engine^を用いた高速計算の可能性(プロセッサ応用技術,わくわくする先端的コンピュータシステム技術と一般)
- Cell Broadband Engine^による格子ガスオートマトンの実装(プロセッサ応用技術,わくわくする先端的コンピュータシステム技術と一般)
- 書き換え可能性を利用した耐故障性の改善について(アーキテクチャ,SWoPP2006)
- 書き換え可能ハードウェアを用いた耐故障性能向上手法の研究(高信頼化技術・設計技術)
- 目の不自由な人の歩行介助技術学習ソフト
- GPを用いたバイオマーカ発現量からの機能性食品の生理活性値推定
- 自律故障補償可能なハードウェアニューロンのバックワードパス演算部の設計
- 高速パターン認識システムのための動的な再構成手法の評価と比較(リコンフィギャラブル応用)