焦点距離変動を伴う時系列画像を対象とした透視投影因子分解法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、透視投影因子分解法を用いて、焦点距離変動に伴う時系列画像から物体の3次元形状とカメラ運動を復元する方法について論じる。従来提案されている焦点距離変動を許容する透視投影因子分解法[1]では、入力画像によっては計算が不安定になるという問題があった。そこで、本稿では、自由に焦点距離を変更できるという特徴を残しつつ、より安定性を高める計量拘束を提案する。また、透視投影因子分解法には、画像上での特徴点座標の計測誤差に影響され易いという問題があった。これに対して、trifocal tensorを用いた射影的奥行き計算に有効な補助画像選択方法を提案する。さらに、このようにして計算される複数の射影的奥行きを平均化することにより、近似カメラモデルを用いることなく、透視投影因子分解法の枠組内で頑健なアルゴリズムを構成できることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-14
著者
関連論文
- 将棋における目標に基づく指し手の決定法について
- 仮想光学環境のための局所反射特性分布の学習と再現
- スクリーン物体への工学パターン投影による仮想工学環境の実現
- プロジェクタを用いた仮想照明環境のための相互反射の解析と生成
- 基底反射特性モデルの線形結合による双方向テクスチャ関数と物体形状の同時復元の検討(一般セッション(3))
- スティックモデルを用いたステレオ動画像からの実時間人物動作復元
- 仮想部分空間法による照明変動にロバストな顔画像認識
- フーリエ級数モデルによる双方向テクスチャ関数学習と仮想光学環境への応用(一般セッション(3))
- 階層的注視点制御による動画像上での複数人物追跡(画像処理,画像パターン認識)
- 階層的注視点制御モデルに基づくステレオ動画像からの人物姿勢推定
- 階層的注視点制御モデルに基づく動画像上での人物追跡
- 仮想部分空間法による照明変動に影響されない顔認識 (画像の認識・理解論文特集)
- 光学現象の分類に基づく画像の線形化
- 安定な顔認識のための分散協調登録
- 相関による類似動作抽出に基づく舞踊動作の解析
- 正規化固有空間への部分射影問題とその解法
- スペースカービング法へのシルエット制約の導入(一般セッション(3))
- 画像の線形化による光学現象の解析
- 疎テンプレートマッチングに基づく実時間物体追跡(一般セッション(2))
- 部分照合と構造照合の統合による向き不定顔の単眼視構造解析
- 固有空間による顔のモデル化と認識(オーガナイズドセッション「顔」(3)-モデリングと顔認識-)
- 固有顔の直交分解と仮想化による照明変動に影響されない顔画像認識(画像処理, 画像パターン認識)
- Nearest Neighbor識別と照明補償による少数登録画像からの顔認識
- 相互反射を含むシーンにおける画像の線形化と光学現象の解析
- 正規化固有空間への部分射影の幾つかの応用について
- 多視点カメラシステムによる舞踊動作の獲得と解析
- 視点と法線を組み合わせた任意視点映像の生成法
- 形状情報と画像情報の併用によるCast Shadowのモーフィング
- 奥行き情報と画像情報を併用するCast Shadow生成
- 基準姿勢仮想部分空間法による任意姿勢・任意照明の顔画像認識
- 焦点距離変動を伴う時系列画像を対象とした透視投影因子分解法
- 透視投影因子分解法による広範囲画像系列からの3次元物体モデル生成
- Photometric Image-Based Renderingによる仮想照明画像の生成
- Photometric Image-Based Renderingにおける拡散反射と鏡面反射の生成
- Photometric Image-Based Renderingにおける拡散反射と鏡面反射の生成