フローパタン提示中における音像の移動感について
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概要
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バーチャルリアリティにおいて, 様々な場面をシミュレートする場合, 視野の広い部分にフローパタンを提示することが多い.近年, 三次元音響装置の普及とともに, フローパタンに音像が付加されることが頻繁に行われるため, フローパタンが音像知覚に及ぼす影響を知ることは重要である.既に1つの視覚対象物が動いたときに, 音像が捕捉される現象が知られている.本研究では, 1つの視覚対象物が動いた場合と, フローパタンとしてランダムドットが平行移動した場合の音像の移動感について調べた.それらを比較した結果, 音像が捕捉される現象は, 1つの視覚対象物が移動した場合には生じるが, ランダムドットを用いた場合, ほぼ見られなくなった.この傾向は, ランダムドットのパタンサイズや密度, ドットの大きさに依存しなかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-19
著者
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