顔の物理モデルを用いた顔面外科手術シミュレーション
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概要
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人物頭部の物理モデルを用いた顔面外科手術シミュレーション・システムについて述べる。頭部モデルはCTデータを基に構築した頭蓋骨、顔表層のモデルを正面・側面2枚のX線画像を用いてフィッティングしたものを用い、顔表層及び筋肉を非線形バネによりシミュレートする。そして、下顎の切除・移動・回転などの動作に対する顔面の変形過程を、物理系の力学的平衡点を逐次算出することによって再現する。本研究では、顎変形症の一つである下顎前突症の矯正治療に焦点を当て、顎骨の変形・移動に対する顔容貌の変化を予測することを試みた。実際にある症例に対して予測実験を行い、手術後の結果と比較・評価することによって、本手法の有効性を示す。
- 1999-03-23
著者
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