ベクトル情報を用いたオンライン手書き漢字指導システム

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概要

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欧米外国人など非漢字系の外国人学生に日本語を教える際、漢字学習はいつも大きな負担となっている。しかも、漢字学習には個人差が大きく、個別学習として意欲的に反復して学ばなければならないので、コンピュータにより支援学習が有効だと考えられる。しかし、今までの漢字CAIシステムは、主に認知的な面から考えて、如何に漢字を認識するかに重点を置かれている。また、龍岡らは、GUIインターフェースを用いた手書き漢字支援システムを開発し学習者が書いた漢字を評価するが、指導するレベルまで至っていなかった。一方、オンライン手書き文字認識として、現在実用レベルに立ち、非常に高い認識率が得られた。これは、入力した文字のストロークのベクトルを取り、このベクトルを情報として文字認識を行う方法である。我々は、同じ技術を利用し、オンライン手書き漢字指導システムにも応用できると考えている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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