OSCAR上での直接法を用いた回路シミュレーションの並列処理

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概要

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本稿では、直接解法を用いた電子回路シミュレーションの並列処理手法を提案する。ここでは、電子回路の非線形連立微分方程式を可変ステップ可変次数のBDF法を用いて求解する。また、BDF法の中で使われるニュートンラフソン法では、スバース係数行列を持つ連立方程式の求解が必用となり、この連立方程式の求解が電子回路シミュレーションの高速化のためのネックとなっていた。本手法では、この連立方程式求解におけるLU分解部分を、コード生成法を用いてループフリーコードで表現し、これを近細粒度タスクに分割して並列処理を行っている。また、本手法はマルチプロセッサシステムOSCAR上でインプリメントされており、本欄ではその性能評価についても述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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