カメラ操作抽出によるスプライト生成と画像符号化への利用
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概要
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本稿ではショット映像(ビデオクリップ)の圧縮を目的とした、複数の背景画像(スプライト)を自動生成する方法について述べる。ショット映像を(1)「カメラ操作+背景画像」と(2)「個々の動きによる残差情報」に分け、映像の大半を占める(1)を効率よくモデル化し符号化することを目的とする。従来技術において記述が困難であったカメラの3次元的な操作(トラックなど)や、拡大縮小操作(ズームなど)にも適用可能なであることが望まれる。本稿ではカメラ操作に注目し、大局的動きを一つの動きモデルで表せるスプライトの自動作成方法を提案する。また、映像をカメラ操作と背景という表現をすることによって、映像を単なる画素の塊としてではなく、より人間の認識しやすい表現となっている。これを符号化の中に取り込むことで、画像のコンテンツを考慮しながら符号化することも可能となる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-02-21
著者
-
小寺 博
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
石橋 聡
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
小寺 博
Ntt Msc Sdn. Bhd.
-
秦泉寺 久美
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
秦泉寺 久美
Ntt
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