フレーム間相関を利用した静止画像アーカイバの考察
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概要
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映像蓄積用の符号化方式として,フレーム間相関を利用した静止画像アーカイバを提案し,シミュレーションによる検討を行っている.アーカイバは,あたかも動画像のように,類似するフレームを並べ替えるフレーム・ソーティング法を用いて符号化することにより,画像の冗長性を削減して圧縮する.今回,フレーム間の評価関数として相関係数を用い,相関係数の高い順に静止画像を並べ替えて圧縮符号化するアーカイバの考察を行った.ソーティングおよび符号化シミュレーションの結果,JPEGおよび並べ替え前の順でMPEG圧縮する場合に比べて,本方法の並べ替えによれば,同じSNRで符号量を約4分の1削減できることを示した.これにより,従来のフレーム順のまま符号化する場合に比べて高圧縮符号化が可能であることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-23
著者
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