グローバル輝度補償を用いた動画像符号化に関する検討
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概要
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フェードインやフェードアウト,フリッカ等によって輝度変化が生じている画像を符号化する場合,フレーム間差分信号に比較的大きな直流成分が発生するため,符号化性能が著しく低下する.この問題を解決するために,筆者らは先に,グローバルな輝度変化を推定し補償するグローバル輝度補償方法について提案した.しかしながら,例えば一部の被写体に光が当たっているような場合には,画面全体に対して同一の輝度変化分を補償することにより,逆に効率を低下させてしまうことも想定される.本稿ではこの問題に対処するため,グローバル輝度補償にon/off適応制御法を導入し,その有効性を確認したので報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
-
渡辺 裕
Nttサイバースペース研究所
-
小寺 博
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
如沢 裕尚
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
渡辺 裕
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
上倉 一人
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
上倉 一人
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
上倉 一人
Nttサイバーソリューション研究所
-
小寺 博
Ntt Msc Sdn. Bhd.
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