フラクタル次元を用いたミリ波地表面反射特性の実験的検討

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概要

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我々はミリ波電波高度計の測高性能並びに、計測の信頼性の向上を図るため、高度計をヘリコプターに搭載し直線飛行、ホバーリング、上昇、下降を行い、対地高度、散乱係数等のデータを取得し、ミリ波の地表面反射特性を解析した。本報告は、植生、地形断面の凹凸、ビームの入射角がビート周波数スペクトラムの拡がり、直線飛行時の距離方向に対しての散乱係数のフラクタル次元等の特徴を利用して、放射電力の最適化を図ることにより、ミリ波電波高度計の測高精度並びに、信頼性の向上が可能となることを示すものである。また、本フラクタル次元算出アルゴリズムは少量のデータで、フラクタル正規雑音に白色正規雑音が混合する条件下での局所フラクタル次元の算出を可能にするものである。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-02-20

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