フラクタル次元等を用いたパルス圧縮用2値長符号系列の探索
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概要
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本論文では,フラクタル次元等を用いて,計算上の負荷を軽減する低サイドローブ2値長符号系列の探索方法について提案する.探索の出発点となる原符号系列として,圧縮比が比較的自由に選べ,かつ簡易な装置化が可能なLSコードを選択した.この符号系列の符号並びのフラクタル次元を,パルス圧縮におけるサイドローブ低減の観測パラメータとし,手始めとして1符号ずつ反転してサイドローブレベルの改善を探索する.更に,フラクタル次元の変化量の符号判定及びフラクタル次元と符号反転位置の統計的分布から反転探索位置を制限して探索計算量を大幅に軽減する.この方法を用いて,符号長1,000〜2,500の原LSコードを選択的に並び替えることにより,ほとんどのコードでSLLの改善(最大1.3dB)が見られ,既存のLSコードにおける効果が定量的に確認された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-01
著者
-
三好 壮人
(株)富士通システム統合研究所
-
荒木 完
防衛庁技術研究本部第2研究所第2部
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三好 壮人
富士通システム統合研究所
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荒木 完
防衛庁技術研究本部第2研究所
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三好 壮人
富士通システム統合研
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